自律神経失調症の治療をご希望の方

言葉でよく聞いたり、目にしたりしますが自律神経失調症とはどのようなものかご存知でしょうか？

自律神経失調症とは正式な病名ではありません。頭痛、めまい、不眠、食欲不振などさまざまな
自覚症状があるにもかかわらず検査をしてなにも異常がないときに自律神経失調症と診断されることが多くあります。

それでは自律神経というものはどういうものでしょう？

ボールをつかんで投げることや知人を見つけて声をかけるなど自分の意思でコントロールできる神経を体性神経といいます。それとは逆に自分の意識とは関係なく、心臓を動かしたり、腸で消化・吸収したり、発汗したりとあらゆる臓器の働きを支配し、必要に応じて自動的（自律的）に調整される神経を自律神経といいます。

自律神経とは交感神経と副交感神経からなり、一方の神経が臓器の働きを促進したときはもう一方の神経は抑制する働きを持っています。
二つの神経は互いに拮抗しながらバランスをとり、正常な生理活動を調整しています。この交感神経と副交感神経のバランスが崩れて起こるものが一般的に自律神経失調症とよばれているものです。
原因はストレス、睡眠不足、生活環境の変化などさまざまなものがあり、現代においても誰もがなりうる可能性があるのです。

自律神経失調症といわれる患者さんの治療は頭痛や不眠などそれぞれ個々の症状を治療するだけでは大きな改善はあまり望めず、根治的な治療を目指さなくてはなりません。

本院では基本的な治療に加えて、鍼灸治療をお勧めしています。
鍼灸治療は局所的な治療ではなく体全体の調整をしていくものなのでとても適していると考えます。

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