ひざの痛み関節痛の治療をご希望の方
膝関節は大腿骨(もものところの骨)と脛骨(スネの骨)と膝蓋骨(お皿と言われる)の3つの骨で構成されており、膝の曲げ伸ばしと少し回旋運動を行います。膝関節は骨からだけでなく、靭帯、半月板、関節包、筋肉などにより、補強され、運動(動かすこと)ができます。もちろん膝に限らず、肩・肘・顎・指などの関節もおおまかには膝関節と構造はかわりませんが、多少特殊な構造をしています。膝関節内には半月板があり一般的に言われる軟骨です。この軟骨は大腿骨と脛骨との間に存在し、主な役割は両者の形の不適合を補正して円滑な運動を可能にし、膝に加わる力(自分の体重など)を吸収し分散する作用を持っています。
又もう一つ特殊な構造として関節内に靭帯があるということです。関節内に靭帯があるのは股関節と膝関節だけで、その他の関節は関節の外に靭帯が付着しています。人は二足歩行する生き物である為、膝に加わる力はみなさんが想像する以上に加わっている為特殊な靭帯で補強する必要があるのです。これらは膝の解剖学のほんの一部ですが、少しは膝に興味を持っていただけたでしょうか。
では、せっかくですので今日は膝の変形について少し触れてみましょう。膝の変形つまり変形性膝関節症と言われます。この疾患の原因はたくさんありますが、一般的に老化により、関節軟骨が変形、吸収され、軟骨の下にある骨は刺激で硬化し、骨棘を形成(普通はない骨のでっぱり)する現象を言います。もちろん炎症や外傷による関節の変形の後遺症としても発生します。変形性関節症のうち膝はもっとも多く、高齢者女性に多いと統計も出ています。
特に膝の内側に強い変化がくるものが多く内反変形(O脚)を起こします。内側ではなく外側に変化が出た場合は外反変形(X脚)を起こすこともあります。膝局所所見をして疼痛(運動開始時の痛み、関節裂隙の圧痛)がありますが、症状の強いものでは関節液の貯留、俗に言う膝に水が貯まることや、運動制限(骨棘の形成により生じる)、運動痛があります。病院で行われる検査は主にレントゲンでこれにより関節裂隙の狭小化、骨棘の形成、硬化像がわかります。治療法として安静、温熱療法、肥満防止、消炎鎮痛剤の投与、痛みのひどい場合にはステロイドホルモンの関節内注入、手術療法を行います。しかし接骨院では薬剤投与、手術療法はできない為、温熱療法や運動療法をやり疼痛の緩和、肥満防止を行っています。
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